前回のメールマガジン
~~前回のメールマガジンです~~
トランプ大統領ってご存知ですか?
って聞くまでもないですよね
ず~~~っとニュースの中心の方ですが、その中で、去年こんなニュースがありました
コカ・コーラ、米で「本物のサトウキビ糖」の使用に同意=トランプ氏(ロイター記事)
https://jp.reuters.com/world/us/Q62S3ELLDJNCXDHO2O6PNEGKIU-2025-07-17/?utm_source=chatgpt.com
ロイターの記事の要約
---------------
トランプ大統領は、米国内のコカ・コーラに「本物のサトウキビ糖」を使用することで同社が同意したと発表した。
現在は主にコーンシロップが使われている。コカ・コーラは詳細を近く公表するとコメント。
政権の健康政策の流れの中での動きだが、専門家はサトウキビ糖と高果糖コーンシロップに有意差はないとしている。
--------------
噂では、トランプさんの執務室には「コーラ持ってきて!!」の専用ボタンがあるって程のコーラ好きらしいのです
そんなトランプ大統領が「コーラのコーンシロップを砂糖に変えてね」って言う要望ですが、これ、皆さんはどう思いますか?
私は、「高果糖ブドウ糖液ってそんなに問題視されてるの?」って一瞬よぎりました
元々果糖ブドウ糖の摂り過ぎは、肝臓に良くないとは言われていますから、これの事なの?って印象です
ご存知の通りアメリカのコーラに使われている高果糖コーンシロップ(HFCS)は、果糖ぶどう糖液糖と同じですから、もしそうなら、、、、、
私たちも他人事じゃありません
だって今は日本でも色んなのに入っていますからね
って事で、果糖ぶどう糖について調べてみました
そしたら、意外な展開から「へ~~~」って思う事が!!!
でも、いきなりそれを書いてしまうと小難しくて→「・・・・」になってしまったので、
ちょっと遠回りしますが、順を追って書きたいと思いますので少しの間お付き合いください
唐突ですが、私、趣味が登山なんです
趣味って色んな観点があると思うんです
例えば、その事自体が好きって場合もあれば、お友達がいるからとか、理由は実は色々だったりします
私の場合、登山する事は山や自然が好きって事が第一の理由じゃないんです
以前にも書きましたが、登山する前にしっかり炭水化物を摂って登山した時としない時で雲泥の差があったり
苦しい最中コーヒーを飲むと20分後くらいから身体が楽になるんです
こんな変化を感じるのが面白くて登山しているんですが、
そんな体験から、食べ物は日常に結構影響しているって思っています
ならば、どうせ影響しているなら、食べ物を味方にする様な生き方をした方が面白く生きられるんじゃないかって思っているので、
もし果糖ブドウ糖に問題があるなら・・・・・
それは果糖ブドウ糖自体の問題なのか、それとも摂り方なのか、トランプさんのニュースはとても気になるニュースだったんです
さあ、
それでトランプさんから変更の要望があったコカ・コーラに使われている果糖ぶどう糖ですが、
元々は大量にあったトウモロコシをなんとか出来ないか?って事で、アメリカ政府援助で大型投資が始まりました
この流れでコカ・コーラ社などの清涼飲料会社のコーンシロップへの甘味移行も始まったんです
年頃にすると1980年前後からですから、意外と最近の話です
これ調べて初めて知ったんですが、コカ・コーラの甘みって国によって違うらしいのです
アメリカ製は果糖ブドウ糖液糖100%に対して
日本は果糖ブドウ糖液糖とサトウキビ糖の混合
EUは果糖ぶどう糖液糖と主に甜菜糖にさとうきび糖の混合
南米、アフリカ、オセアニア地域はさとうきび糖が主
アラブ地域もさとうきび糖
私の子供の頃の話ですが、アメリカのコーラが売っていたお店があって、そのコーラはアメリカ製ですから当然日本語が一切入って無くて。。。。
これがかっこよく見えて、飲んでみたくてね。。。。。。。
で、
親に頼むんです「これ買ってくれ!!!」って
そうしたら「ダーーーーーーッメ!!!!」
それもそのはずで、だって、今みたいに1ドル150円なんて時代じゃないから、日本のコーラと違ってアメリカ製コーラは段違いに高価だったんです
で、お金貯めて買いに行きました、
で、飲みました
そしたら、ガツンとくる濃い味がしたんです
「さすがアメリカのコーラはうまい!!」って思ったもんです
もう何十年も前の話ですから、適当に美化してる所もありますが、
でも、これ、そう感じるのも一理あって、これが果糖ブドウ糖の特徴なんです
サトウキビ糖と甜菜糖は10度以下だと甘みが弱く感じるのに対して
果糖が多い甘味料は、冷えても甘さを感じやすい性質があるんです
これら甘みの特徴からの想像ですが、
アメリカ製コーラはガツンとくる一定の味に対して
EUは甜菜糖も使っているので、すーーーとしたスッキリ系
その他、アフリカ、南米やアラブはさとうきび糖が主なので歩きながら飲んでも美味しい系じゃないかと想像してますが・・・・
でもね、不思議なのは「どうしてアメリカのコーラが果糖ブドウ糖が100%か??」って点です
だって、他の国は果糖ブドウ糖以外も使ってますからね、言ってみれば配合の違いです。。。
そこに何か特別な理由がある訳??って感じです
で、
更に調べて行くと、意外な事柄に当たったんです
それは
戦争です
いや、正確には「戦争そのもの」じゃなくて、戦争の影がチラついたときに起きた“砂糖の政治”
事は、戦争ギリギリの一触即発だったキューバ危機です
御存知の通りキューバは、独裁政権からキューバ革命が起きて1959年にカストロ政権が誕生します
これでキューバは社会主義体制への流れとなり、キューバ国内のアメリカ企業をカストロ政権は国有化していったんです
これに対してアメリカのアイゼンハワー大統領は報復措置としてキューバ産砂糖の輸入を制限しました
そしてその後のケネディ政権ではキューバ産砂糖を輸入禁止に
この報復措置は、キューバにとっては輸出の主要品目ですから結構影響があったようです
でもね、アメリカも無傷ではなく、アメリカ国内の砂糖の価格も上昇し始めます
そこに第一次オイルショックと天候不順、更に投機筋がからみ
国内インフレと共に砂糖は段階的に上昇し、結果的には歴史的な高値となっていきます
これはアメリカに限ったことではなく、世界的に砂糖は高値になりました
この状況にアメリカ政府は「キューバへの報復措置をやめて砂糖の輸入再開して砂糖の価格を下げよう!!!」とは、しませんでした
アメリカは砂糖の輸入を“自由化”はせず、輸入枠でコントロールし続けました
すると・・・・
この砂糖の価格が1974年の暴騰以降下がり始めます
それはアメリカの報復措置が効いたというよりも「こんなに高騰なら私たちも作ろう」って感じで世界的に砂糖の増産がはじまったんです
これによって投機としては解消に向かい一度落ち着きます
でも“安定した価格”とは言いにくい状態が続きます
なので「何かある度に不安定な状況になってしまうのではなく、もっと安定した物はないのか」とアメリカの模索は続きました
と言うのは、アメリカには砂糖プログラムと言う国内砂糖の保護政策があるのと、
所謂トウモロコシ補助金というのが従来からあって、
「これで、なんとかいい方向へ持っていけないか!!!」って事じゃないかと・・・
でも、その思惑とは裏腹に、それは上手く運んでいませんでした
大量にあるトウモロコシを、うまい具合に甘みへの有効変換にはなっていなかったんです
そこに開発されたのは果糖ブドウ糖でした!!!
では、ないのです
実は、その時すでにトウモロコシから果糖ブドウ糖を作る技術はアメリカにはあったんです
でもね、これが物凄くコストがかかり砂糖の代替えに出来るほどには至っていませんでした
こうなったら↓こんな方向が・・・・
砂糖の新たな貿易国を探す
または
このまま砂糖は高値を維持
しかしアメリカはこの状況を脱していきます
なんと果糖ブドウ糖は効率よく安定生産を可能にしたんです
実はそれに一役買ったのが日本の酵素固定化の技術でした
日本は元々資源のない国のため、資源の有効活用が今と変わらず当時も盛んに言われていました
その中に廃材や木材の再利用の研究があり、木材の繊維を酵素分解して糖に変える研究に高崎義幸博士の研究(固定化酵素の分野)が成功していたんです
でもね、木材からだとあまりに少ない効果であったため、日本では実用化には及ばない状況でした
しかし、この分解酵素が使い捨てではなく安定的に繰り返し使えるという事から、これアメリカで使えるんじゃないか!!!となったんです
と言うのは、、、、、
アメリカでは大量のトウモロコシがあるからです
だって、物はトウモロコシですから木材に比べても圧倒的に糖への変換がいい訳です
こうして日本側の技術(特許)が、米国側にライセンスされて広く使われていきました
こんな過程からアメリカでは果糖ブドウ糖の安定生産が可能になり、これに目をつけた清涼飲料メーカーも果糖ぶどう糖液糖を採用!!
そして段階的に進みながらも1984年にはコカ・コーラは果糖ブドウ糖液100%となったんです
コーラに使われている果糖ぶどう糖の裏にアメリカの歴史ありです
お料理って毎日の事で大変じゃないですか?
仕事をして、その上で帰ってきてからの支度って方もいらっしゃると思います
私たちが日々活動する栄養も、日々の食事から得ていますから、サボりたくない反面、大変さもあります
それに仕事と家事中心の生活だと、世の中に置いてきぼりになるような、そんな妙な気持ちになったりしませんか?
でもね
キッチンにある、その、お砂糖
実は、世界の情勢にモロ関係してたり、きっかけになっていたり、一つ挙げればアメリカの独立だって砂糖はきっかけの一つだったんです
こんな風に見ると、実はキッチンって内向きじゃなく、とっても外向きでエキサイティング
家事はやっつけ仕事、そんな目で見ていたらもったいない!!
家+事で家事じゃなく世界の「渦」で渦事って感じです
明日のあなたの体を作っているし、
世界の未来だって作っていますからね
この面白さは類をみないですよ
さあ、この続きがまだあります
果糖ブドウ糖で窮地を脱する事になっていくのですが・・・
ここに来て、また新たな流れが・・・












