揚げたてのがんもは、ひと味違う。

 

今回は「がんもどき」

 

もし、”がんもどきは煮て食べるもの”って思っていたら、今回のレシピは作りがいがあります。

と言うのは、煮て食べるのではなく、出来たての熱々で食べるから。

 

この場合、出来たてじゃなく、揚げたてですよね。

その揚げたてに、生姜をのせて醤油を垂らします。

 

不味いわけがありませんから、きっと得意な一品になります。

 

 

っと、結構な勢いで言いましたが、それはこのがんも、作っていて都合が良いんです。

何に都合がいいかと言うと、どうにでもなるんです。

「最近マンネリだな~~」って思い始めていたら、これ、作って下さい。

いつもの食材が、違って見えます。

 

今回具材は、がんもに定番のひじきと干し椎茸を入れました。その他は煮た大豆と絹さやです。絹さやは夏前の旬として入れました。

ツナギの山芋も春掘りものですから、都合よく旬の物で作れます。

 

ツナギをちょっと変えるだけでも出来上がりが違うのが、このレシピの面白い所です。

作ってみて下さい。

 


■作り方■

【材料】8個分木綿豆腐 1丁長芋 30g溶き卵 1/2個芽ひじき ひとつまみ干椎茸 1枚(前もって水で戻しておきます)絹さや 3~4枚茹大豆 大さじ1 ※具材は、これにこだわらず季節のものでオッケー調味料塩 小さじ1/4醤油 小さじ1/2砂糖 小さじ1/2●調理時間:50分ほど

 

 

まず豆腐の水切りをします。 布巾かキッチンペーパーで包みます。

豆腐が入っていた容器に水を張り、豆腐の上に載せます。 これって前に聞いたような、、、、、、 そうです!麻婆豆腐の時にも使った”あの方法」です。

その時のレシピはこちら

  ↓

https://ajinefrypan.com/cooking-mabotofu.html

 

今回は揚げ物なのでちょっと長めに20分、このまま置きます。(ポイント)

その間にひじきを水で戻しておきます。 水で戻しておいた干し椎茸を、しっかり水を切り、軸を切ってから3ミリ位の細切りにします。

絹さやはさっと茹でて、これも細切りに。 長芋は皮を向き、すり下ろしておきます。

 

 

水切りしておいた豆腐をすり鉢に崩しながら入れすりこぎで擦ります。

全体が滑らかになってきたら溶き卵を入れ更に擦ります。

混ざったら具材を入れます。※ひじきは水をよく切って入れます(ポイント)。

 

 

そして全体をざっくり混ぜ3:7に分け、7の方に山芋を入れ混ぜます。

 

ここで鍋に油を入れ火にかけておきます。
手に薄く油を付け、出来た種を丸めておきます。

ちょうど油がいい温度(180度位)になってきたところで
3割に分けた方を、少し平たく形を作り、鍋にそっと入れて揚げていきます。

面倒でも手に一回一回油をつけるときれいに形が作れます。(ポイント)


油に入れたら、しばらくはいじらずにそのまま、そぉぉぉっと見守って(ポイント)
2分くらいして浮いてきたら裏返し、またしばらく揚げたら取り出して油を切ります。

次は長芋が入った7割の方を揚げます。半分くらい揚げたら、そこに片栗粉小さじ1程を混ぜて揚げます。これで3パターンのがんもどきの出来上がり!!(写真は2種類ですけね・・・)


 

アツアツの出来たてに、醤油と生姜でお召し上がり下さい。

 

そうそう。「甲府い」と言う”がんもどき”が出てくる落語の演目があります。誰が好みかも含めて、聞いてみて下さい。