「ちょっと待って!!」って言いたいのが、この「フライパンだけで作るきんとん」です。
なんでちょっと待ってと言いたいか、と言うと、きんとんは砂糖や水あめを入れたりすると思いますが、その時、ちょっとつまみ食いをしてから砂糖をいれて欲しいんです。
実はこのレシピ、芋がトロトロに焼きあがるので、それだけでも甘いんです。だから「砂糖入れなくても結構いけるんじゃない」って感じなんです。
って事は、芋だけの純度100%のきんとんって事になるんです。
芋の実力って凄いです。もちろん特別な芋でなくて作れますので、作ってみて下さい。
もちろん砂糖を足すのも、水あめでしっとり感をつよくするのも悪くはないので、色々なバージョンを楽しんで欲しいと思っています。
「今回のきんとん美味しいね」って声があって、そうしたら「もっと食べていいよ」って言ってあげてください。
【作り方】
出来上がり量:お年始で美味しく食べきれる分
【材料】
さつま芋1本
調理時間:35分ほど
まずはさつま芋をフライパンに収まる位に切り分けます。
縦でも横でもいいです。
そうしたら6割の量を銀紙でひとつずつ包みます。残り4割はそのままでOKです。
これで下準備もOK!!
これをフライパンに並べて、6~7分おきにさつま芋を少し回転させて蓋をしながら焼きます。
火加減は弱火です。
焼き始めから25分位経った所で
銀紙に包まなかったさつま芋に串を刺して熱加減を見ます。
それで串が通ったらOK!!!
銀紙に包まれていない分だけ、フライパンから取り出します。
取り出したら、切り口の所だけスライスしてから(ここも美味しので捨てるのはもったいない)、2cm幅位に輪切をします。そうしたら皮の一か所の皮を切って、そこを持って持ち上げるとくるくるって取れます(面白いです)。
(そうそう。取った皮は、これはこれで美味しいのでつまみ食いしてね。)
これを2cm位のさいの目切りにします。これは栗きんとんで言う所の「栗」の部分です。
今回はさつまきんとんなので、栗じゃなくお芋になる訳です。
これを切っている間も銀紙に包まれた残りのさつま芋は、更に加熱します。時間で言ったら10~15分位。
そうしたら、こちらのさつま芋も取り出して、皮を取ります。取り方は同じです。
取れたら潰します。
こっちの更に加熱した方は、さつま芋のトロトロ加減がかなり進んでいますので、カンタンにつぶれます。お好みなら裏ごしても良いですが、トロ~~リ具合がいいので、つぶすだけもお勧めです。
ここです。ここで普通は砂糖や水あめを入れますが、その前に、ちょっとつまみ食いをして欲しいって思っています。
と言うのも、これでも結構甘いんです。なので、私のお勧めは、このままいのさっき切った芋を混ぜて出来上がりにする方法です。
※もうちょっと甘い方が好みって方もいらっしゃいますので、その場合はここで砂糖、しっとり感をと言う場合は水あめをお好みで入れてみて下さい。あと、味にパンチを入れたい時は、少しだけ塩を入れるといいです。
美味しいのが出来ました。
今回使ったフライパンは2.3ミリ板厚フライパンです。