そちらのフライパンの表面には何か塗っているとか、加工がありますかと電話をいただきました。
「いえ、何もないです」と答えました。
「それで道具としてよくない事はありますか?」と更に言われたので、その分錆やすかったりしますと、お答えしました。
でもサビは使い方で防ぐことができるので、その方法もお伝えしました。
実はこういう質問が何回かあったので気になって聞いてみました。
そうすると、この方はお子さんがアレルギーを持っているとのことで、でもその原因が、食べ物なのか化学物質なのかは、がわからないとの事ですが、色々気をつけるとそれなりに効果があると言われていました。
それで、その延長で調理道具を探しているということ、それと今はグルテンフリーを注意しているとの事でしたでした。
私の中でグルテンフリーはダイエットの話かと思っていましたが、アレルギーという事から、実は私自身にも当てはまる事と家の子にも当てはまるのではと、この方の話を聞いて思ったんです。
それで色々本を読むと”まずは2週間”とあったので、2週間ぐらいなら・・・・・・・って気持ちでグルテンフリーを始めたのですが、始めると結構困難なんです。
どう困難かと言うと、カンタンに言うと食べる物がないって感じです。
実際我が家も質素な食卓になりはじめました。
でも、これでは・・・と妻が思いたって、色々お料理を工夫してくれた結果、元の様に、とは言い過ぎですが、でも、それなりの食卓になっていきました。
その工夫の中で、フライがありました。
このフライですが、グルテンフリーで考えると意外に難しいんです。
方法としては、パンのパン粉の換わり米粉パンをパン粉として使ったのですが、これだと揚げ物に熱を通すよりもはるかに早くパン粉に熱が通ってしまい、揚げ物が出来る頃には、衣が焦げ焦げになってしまうんです。
だったら火を弱くして揚げれば、、、、と思ってやってみるも、低温では揚げ物にならない、食べるとべしゃべしゃで駄目・・・・、と言う結果なんです。
ならば揚げ物の厚みを薄くしてと思ってやってみると、今度は割れるなど上手くいきません。メンチで試しましたので表にしてみました。
米粉のパンをパン粉だけを使っての調理 | 対策 | 結果 | |
---|---|---|---|
メンチ | 出来る頃には焦げる | 薄くした | 割れやすい |
メンチ | 出来る頃には焦げる | 小さくした | 厚みがあると厳しい |
メンチ | 出来る頃には焦げる | 油の温度を下げた | 揚げ物にならない |
メンチ | 出来る頃には焦げる | 玉ねぎを多くして、中身を変えた | 良い色加減で上げると、なかはまだ火が通っていない |
コロッケ | なんとかあげられたが | 薄めにしてあげた | 焦げるが、なんとかいける |
その他色々やりました。
その結果、米粉で揚げるグルテンフリーでは難しく、考えを変えて低グルテンで作れないかと思い、これをやってみると、それなりにフライが作れるので、これをおすすめしようと思います。
要は米粉パンとパンのパン粉(植物油脂無使用)を混ぜて、グルテンの割合を減らそうってわけです。
こうなるとグルテンのフリーではなくなるので、これでは意味がないと言う方にはお勧めしませんが、もし、低グルテンでもいいと思われていたら、この割合範囲で作ってみてください。
それで、気になる効果ですが、花粉症時期にも関わらず、朝起きると目が開かない子供はでしたが、今年はそれがありませんでした。
、写真も撮ったのですが、ライトの加減で上手く撮れませんでしたので、何とか見えるものはカラーで掲載しましたが、どうやっても見みくいものは白黒で掲載しています。写真が上手くいかずすみません。。。。以下作り方です。
【材料】
牡蠣・・人数分、植物油脂なしパン粉(三木食品)、パン粉にする米粉パン(玄米パンタイナイ)、玉子、米粉
油は胡麻油(今井製油)を使用
調理時間:35分ほど
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作り方です。
パン粉を用意します。
米粉パンのパン粉と小麦のパン粉を用意しますが、米粉パン5に対して5、または米粉パン7に対して3位まで応用がききますので、この範囲をお勧めします。
次は、牡蠣に米粉→玉子→パン粉をつけて準備します。
後は揚げるだけ。
揚げ鍋に油を入れ、揚げていきます。
うちの揚げ鍋は鉄のみで出来ていますので、そういった塗料の心配がありません。
うちでもそうですが、グルテンフリーやアレルギー対策をしていくと色々大変ですが、やっぱり「この子たち」を見ていると、元気に、って思ったりします。
無理かな・・・って思っていた、フライですが、思えばこういう過程を子供たちに見せる事も意味があるのかな・・・なんて、思ったりもしています。