今回のレシピはお客さんから教えて頂きましたレシピです
そのレシピとは、「潰す玉子焼き」
ふわふわっとしたおいしい玉子焼きとはちょっと違って、どっしりとした感じの玉子焼きです。
「お弁当には玉子焼きを必ず入れるよ」って言う方!
その玉子焼きのバリエーション増やしてみませんか
そしてその玉子焼きを入れたお弁当、お昼に蓋を開けたときにその答え合わせをしてみませんか?
「狙った通りだ」
とか
「思ってたより良い感じじゃん」
とか
それが思っていなかった答えがあるかもしれません。
または作ってあげたお弁当なら、
「玉子焼き、おいしいね」
「こういう味好き」
そんな嬉しい言葉が聞けるかもしれません。
いや、そこまで期待できないかもしれませんが「あれ?玉子焼きなんか変わった?」って言う些細な変化ぐらいは気づいてくれるかも、それだけでも何か嬉しい玉子焼きです。
ってことで、お客さんから教えていただきました”潰す玉子焼き”をご紹介します。
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【材料】二人分
玉子サイズ2
●調味料
水大さじ2 (出汁でも可)
醤油小さじ2
砂糖大さじ1
塩少々
●調理時間:10分ほど
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作り方
玉子を溶きます。溶き加減はお好みでオッケーですが、今回は練習としてしっかり溶いた状態にします。
溶いたら調味料と混ぜます。
ここからは焼きです。今回の肝です。
フライパンに油を引き加熱します
油の量は少し多め。イメージで言うと底面に少しだけ溜まる位です。
加熱して煙が出てきたらひと呼吸置くかおかないか位のタイミングで溶いた玉子を4分の1程度入れます。(ポイント)
はじめにフライパンに入れる量ですが、ここで多く入れてしまうと「何とかまとめなきゃ」って思ってしまって、これが結構失敗につなりやすいんです。
なので初めは少なく焼いて手頃にまとめていくのをお勧めします。
7~8割火が通ったら、フライパンの手前側か向側かに寄せながら適当にまとめます。どちらでもオッケーです。で、ここでしっかりまとめる必要もありません。
大きな塊の炒り卵のような状態ですが、これでオッケー!
続いてフライパンに何ものっていないところに油を引いて、溶いた玉子4分の1ほどを入れます。
入れたらすぐ先ほど焼いた玉子を少し持ち上げて、その下に滑り込ませますということはしません。
フライパン底面に広がった玉子の上に、先程の玉子焼きを転がせながら乗せるようにして巻いていきます。
この時ふんわり巻くのではなく玉子を少し押し戻して巻く感じ、溶き卵を引っ張っていく感じで巻きます。
イメージとして長いタオルをコンパクトに丸め巻く感じですが、ただ巻くと言っても3回転も4回転も転がせないので、
フライパンの振りと玉子の重さを利用して巻き潰す感じです
実際巻きは1回転ぐらいですが、それで少しバラけたもの、少しずつまとめる感じです。
そうしたら、またそれを手前か向こう側に寄せていきます。
この時もフライパンを持って、五徳からフライパンを浮かした状態(火から遠ざた状態)で焼きます。
そして、また先ほどと同じ様に、フライパンの空いているところに少し油をひいて、
そこに4分の1ほどを入れ、さっきと同じよう徐々にまとめていきます。
まとめる時は五徳にフライパンを置きっぱなしにすると言う事はしません。必ずフライパンを手に持って中に浮かせながら行います。
要は、油を引き溶き玉子を入れる以外は、フライパンを持って作業をする感じです。持って焼くことで火から遠ざかり、その結果フライパンの温度も下がる。
これによって熱によってできそうになった柱をフライパンを振った動作といっしょに潰すわけです。
残りも同じように進めていきます。
言葉で言うと長いですが、要は4分の1ずつ溶いた玉子を焼く
↓
端に寄せる
↓
油を引く
↓
開いたスペースにと溶いた玉子を入れる
↓
さっき焼いた玉子を少しずつまとめながら再度端に寄せるを繰り返す。
そして、油を引く事と溶き玉子を入れる以外は、フライパンを持って作業する。
です。
難しく聞こえますが、やってみると意外に簡単ですのでやってみてください。
出来上がりはこちら ↓
ちょっと隙間ができちゃったけど、これでもずっしり感がある味でした。