冷凍餃子を鉄フライパンで上手に焼く

冷凍餃子を鉄フライパンで上手に焼く


「鉄フライパンで餃子、失敗したくない、それになんだか難しそう…」と思っていませんか?
でも実は、鉄フライパンで冷凍餃子を焼くのは全然むずかしくないんです。

むしろ、鉄フライパンの力を借りれば、外はカリッと、中はジューシーな“専門店みたいな餃子”が、おうちで楽しめます。
今日は、冷凍餃子を鉄フライパンで美味しく焼くコツをお伝えします


餃子って3種類あるんです

まずちょっと整理してみましょう。餃子って大きく分けると3つのタイプがあります。

1. 包みたての「生餃子」
2. 冷蔵保存の「チルド餃子」
3. そして冷凍庫にストックしておける「冷凍餃子」

今回はもちろん、この冷凍餃子が主役です。
生餃子やチルド餃子と比べると、冷凍餃子の特徴は“凍っている”こと。

凍っているとどうなるか? → フライパンに入れたときに温度をグッと下げてしまうんです。これが失敗の一番の原因なんですね。


冷凍餃子がうまく焼けないときって…

ありがちな失敗はだいたいこんな感じです。

• カリッとせずにベチャッとする
• 皮がくっついて破けちゃう
• 全体が焼ける前に水分が飛んでしまう
• 中に火が通っていない

…これ、ぜんぶ「フライパンの温度が下がりすぎた」ことが原因です。だから冷凍餃子を焼くときは、とにかく“温度を下げない工夫”がポイントなんです。


ガスとIH、それぞれのクセを知ろう

ここでちょっとだけ、調理台のお話。
ガスコンロだと、炎は中心から外側に広がります。だから外は熱いけど、真ん中は意外とぬるい…なんてことがあるんです。
いわゆる、調理台の癖です。

そこでおすすめは、加熱中にフライパンを数センチ動かしてあげること。これだけで中心部分の温度がしっかり上がり癖を軽くできます。
IHの場合は全体が発熱するけれど、中心部が熱くなったりします。ガスと逆。
もちろん機種によって熱の伝わり方に差がありますが、まずは少しゆっくり長めに余熱してみると、ちょうどいい準備に近づけます。


油と加熱のタイミングが大事

さあ、ここから実践編です。
鉄フライパンに油をひいて強火で加熱。煙が立ってきたら一呼吸。冷凍餃子のときは、さらにもう一呼吸。これでフライパン全体がしっかり高温になって、餃子を置いても温度が下がりません。
この「待つひと手間」が、鉄フライパンで冷凍餃子を美味しく焼く最大のコツです。


餃子を並べるときは手早く!

フライパンが温まったら、餃子を並べます。
ここで大事なのは「手早さ」。もちろん雑に置いていいわけじゃありません。落ち着いて、でもスピーディーに並べましょう。
円形に放射状で並べるのが一番おすすめ。熱が均一に回りやすいからです。
縦や横に並べたい人は、中心と外側で温度差が出やすいので、焼き加減を見ながら調整してくださいね。


蒸し焼きと仕上げの焼き目

熱湯を加えて蓋をしたら、蒸し焼きタイムです。
熱湯には注意してくださいね。
蒸し終わったら蓋を外し、水分をしっかり飛ばしながら油を少し回しかけます。ここから“焼き目づくり”のクライマックス!
理想は、餃子の底の脇がちょっと深めのコーヒー色になること。ここまできたら、もうお店レベルの香ばしさ。
ヘラを持って焼き上がりを取る瞬間、キッチンに広がる香りで食欲が爆発するはずです。


ヘラは金属製がおすすめ

仕上げに餃子を外すとき、ヘラの選び方もポイントです。ナイロンや木製は柔らかくて差し込みにくいので、焼き目が崩れやすいんです。
おすすめは金属製のヘラ。フライパンと餃子の間にスッと差し込んで、グッと力を入れれば、皮を破らずにきれいに取れます。


フライパンの厚みで違いが出る

うちの鉄フライパンには、厚いタイプと薄いタイプがあります。
薄いフライパンは軽くて扱いやすいけど、冷凍餃子を入れると一気に温度が下がりやすい。
逆に厚いフライパンは熱をしっかりキープしてくれるので、安定した焼き上がりになります。冷凍餃子をよく食べる人なら、厚めの鉄フライパンがおすすめです


鉄フライパンと冷凍餃子は最高のコンビ

結論からいうと、冷凍餃子の弱点「温度が下がりやすい」を、鉄フライパンの蓄熱力で補えばいいんです。
鉄フライパンで焼けば、外はパリッ、中はジューシーな理想の餃子が、きっと再現できます。

そして、焼き上がった餃子をお皿に盛って黄金色の焼き目を見た瞬間…あなたは絶対に笑顔になっているはずです。冷凍餃子が、ただの時短料理じゃなくて“ごちそう”に変わるって感じです。


まとめ

鉄フライパンで冷凍餃子を焼くのは難しくありません。むしろ少しの工夫で、今すぐ試したくなるくらい楽しい時間になります。
もし「冷凍餃子はうまく焼けない」と思っていたら、ぜひ鉄フライパンで挑戦してみてください。うちのフライパンなら厚手がおすすめ。
そのフライパンで焼いたその日から、あなたの冷凍餃子ライフがちょっと豊かで、ちょっと幸せなものになるはずです。
そんな事を言ってみてもいいくらいです。

 

鉄フライパンに餃子を並べる


2025年10月15日