揚げ物で使う場合、フライパンや揚げ鍋でどのくらいの高さがあるといいですか?と質問をいただきました。
簡単な揚げ物なら4cmくらいの深さの物でも出来ます。
4cm深さだと油が入る深さも1.5~2cm弱だと思います。
ただ、このくらいの深さだと、油が多い焼き物って言う感じですので、カツレツ位なら厚みもそれほど無い事から出来ますが、唐揚げなどは厚みがあるので、この深さだとちょっと厳しいです。
そうなると、深さ6cm以上あるタイプが良いと思います。
深さ6cm位あれば、油の量が3~4cm以下位の深さまで油が保てます。
唐揚げなど厚みがあるものだと、このくらいは必要ではと思います。
揚げ鍋の深さとは、イコール油が入る量です。
お鍋に多く油に入れることができると、油の温度が保ちやすくなります。
油の温度が保ちやすくなると、揚げ物は美味しく揚げられるのは御存知の通りです。
でも、どうしてもこれだけでは温度を保つことは難しいので、それをカバーするのが揚げ鍋の力だったりします。
ちなみにですが、揚げ物をするときの温度の変化は、入れた瞬間は少し温度が上がります。
普通なら熱いものに冷めたものを入れるので温度は下がりますが、油の場合入れた直後は温度があがります。
これは、揚げ物からの泡で油の温度が上がりやすくなっているんじゃないかと思います。
でも、その後はぐーーーっと温度が下がり始めます。
この下がり方は、その時に入れた具材の量にもよりますが、数度単位ではなく、10度、20度位は下がっています。