「これが作れるとお料理上手に見えるもの」って言ったらどんな料理ですか?
チャーハン?
イタリアン?
色々あると思いますが、渋い所で、薄焼き玉子って言うのはどうでしょう?
玉子をフライパンに入れて、フライパンを傾けながら玉子を全体に行き渡らせ、表面が乾いて来たのを見計らって、スーーーっと菜箸を入れる。それでサッと剥がし、素早くもう片面を焼く。
この一連の動作ができれば、相当な使い手として思われること間違いなしです。
でも、今回はこれだけ終わらせません。
ちょっと面白チックに、お皿に花を咲かせますよ、このレシピで。
そして、これを食卓に出せば
「わ~~~~」とか
「美味しいそう~~~」とか
そんな言葉の称賛が!!
と言う筋書きが、今回の茶巾寿司です。
前フリはこのくらいにして、実際つくると苦汁数滴なのに、意外に作りやすくなるって言う実感です。
苦汁は、苦い汁って書きますから、どうして良いイメージを持てませんが、でも、今回その数滴でイメージが変わると思います。
作り方は↓です。いつものように写真を一緒に進めていきます。
作り方━━━━━━━━━━━━━━━
【材料】5個分
玉子 3個
だし汁 大さじ3
砂糖 大さじ1と1/3
塩 少々
にがり 2cc
油
レタス
サラダ菜
干瓢
〈酢飯〉※具材はいろいろお好みで
ご飯 2合分
酢 大さじ4
砂糖 大さじ1と1/2
塩 小さじ1
乾燥ひじき 2g
干し椎茸 2枚
白ごま 少々
ゆでエビ
アボカド
きゅうり
マグロの刺身
ツナ缶
とびっこ
桜でんぶ
●調理時間:30分ほど(酢飯の具を煮る時間は除く)
~・~・~・~・~・~
美味しい料理は下準備が重要って事で、まずひじき、干しいたけ、干瓢は水で戻します。
干ししいたけは3mm程度の細切りにし戻したひじきと一緒に醤油と砂糖で少し甘めに煮て冷まします。戻した干瓢は30㎝くらいに切り分けて砂糖と醤油で薄めに煮てこちらも冷まします。
酢飯-----------
すし酢の材料を混ぜて熱々のご飯に回しかけうちわで扇ぎながらしゃもじで切るように混ぜそこに白ごま、先程煮たひじきとしいたけの汁気を切ったものを混ぜて全体に混ざったらゴルフボール位の大きさに丸めておきます。
ここまでは酢飯の仕込みです。
具材-------------------
ここからは具材の準備です。アボカド、マグロなど上に乗せる具材をちょうどいい大きさに切ってツナ缶は汁を切ったらマヨネーズで和えます。盛り付けのお皿にレタス、サラダ菜を敷いておきます。
薄焼き玉子-------------------
次は今回メインの薄焼き玉子です。ボールに玉子を割り入れだし汁、砂糖、塩、にがりを入れ菜箸で切るように、白身と黄身とが分からない程度までよく混ぜます。(ポイント)
更に裏ごし器に通してもオッケー!!
フライパンに油を入れ火にかけ全体に煙が出てきたらひと呼吸置くくらいで玉子を入れます。このとき油が多いようだったらキッチンペーパーなどで拭いて油を薄くするときれいな焼き目になります(ポイント)玉子をフライパンの底面いっぱいに回して薄く広げ余った分はボウルに戻します。
弱火から中火にして焦げないように注意し周りが少し乾いてきたくらいに菜箸を入れそっと剥がし裏返します。難しかったら端をつまんで手でひっくり返してもオッケー。少し焼いたらお皿に開けて冷まします。同じ様に続けて4枚焼きます。
仕上げ-------------------
まな板の上に玉子を広げ真ん中にボールにした酢飯をのせ端からひだを寄せるように集め水気を切った干瓢で花びらになる様に、ゆるく(ポイント)結びます。
玉子の花びらを整えたら見えてる飯の上にエビ、マグロ、アボカド、きゅうり、桜でんぶ、とびっこなどお好みで用意したものを花芯のように乗せていきます。
で、
用意したお皿にレタスとサラダ菜で葉っぱのようにして、そこに茶巾寿司を乗せればお花畑です。
追伸
「これ乗せたらお花畑に見えるよ」とか言いながら買い物をすれば、いつもの買い物もちょっと違う買い物になります。今回買い物から楽しいレシピです。
今回使ったフライパンは26cmサイズの1.6ミリ板深さ6cmのタイプです。詳しくはこちら