うなぎの蒲焼「風」料理

 

今回は鰻のレシピを紹介します。

でも「鰻があるなら、うな重で食べたい」って思うと思います。


が、


うな重ならフライパン必要ないんです。




なので「山の芋鰻になる」って諺があるので、これを作ります。

この諺の意味は、芋が鰻になるなんてあり得ない様な大出世を言うらしいです。


名前を付けるなら「山の芋鰻になる」ですから出世丼でいかがでしょうか。



使うのは山芋と海苔。これは精進料理のテクニックにもありますが、そこにかまぼこやツナ缶を足します。



でも、出来たのをみても・・・正直言って、ちょっとって思いませんでしたか?



確かにそうですが、じつは、これ実際作ってみると、「だったら、こうした方がもっと鰻ぽっく見えるかも」って感じでイメージがどんどん湧くんです。


お料理すぎになる切っ掛けになるかもしれません。



ぜひ、あなたの力でレシピ以上のうな似の丼を作ってください。


作り方は写真と一緒に

 

 

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出世丼  

二人前


【材料】

大和芋:70g

さつま揚げ:20g

かまぼこ:20g

ツナ缶塩分なしタイプ:70g(一缶分)※オイル不使用

卵白:大さじ1弱

海苔:1枚



うな丼タレ
醤油:120ml
酒:20ml
みりん:60ml
砂糖:40g(素焚糖使用)上白糖の場合は5%程減らしてください


~・~・~・~・~・~


まずうな丼タレを作っておきます。

酒とみりんを煮きって醤油と砂糖を入れて煮ます。


煮詰めて濃くするのもいいのですが、今回はそんなに煮詰めなくてもオッケーです。




さあ、鰻の蒲焼き風を作ります。


さつま揚げとツナとかまぼこはそれぞれ細かく切ります。

 



大和芋はすり下ろし、卵白を入れ混ぜ、先程切った3品を混ぜます。


これが具になります。



次は海苔で鰻の皮作りです。



1枚の海苔を半分にして縦長の二等辺三角形を作り、更にそれを半分に切り分けます。
言うなれば、うな重の腹部分と尾っぽ部分に分ける感じです。



それでこの海苔にさっきの具をそれぞれ乗せ全体に伸ばします。

伸ばしたら模様作り。

まずは縦筋を細か目に入れてから、横に長く一本筋を入れます。


これヘラで引っ張るように模様を付けると意外につかないので、包丁を使って押すように付けるといいですよ。

 



ここまで来たら、次は「焼き」なんですが、今回ちょっとテクニックが要ります。
始めに言っておきます。

今回は”出来るだけ焦がさない”がポイントです。

なので弱火でじっくり、そして出来るだけふっくら目に焼きます。



まず、フライパンに少量の油を落とし、ペーパーなどで油を底面全体に広げます。そして加熱10秒。

そうしたら弱火にして、鰻の皮側、いや、海苔側を下にして10分蓋をして焼きます。

イメージで言うなら蒸らし焼きって感じです。





そうすると表面が乾いてきますから、そうしたら裏がえして5分焼きます。




焼き加減は、中央を押して弾力が出るくらい。


そうしたら、皮側が上面になっているので、ここにうなタレを塗って裏返します。

今度は身側が上になるので。刷毛で油を塗ってからタレを付けて焼きます。

 



この動作をもう一度繰り返して、で、出来上がり!!




後は、うなタレをかけた熱々のご飯に乗せて山椒を振ってください。




ここまで来て、あまりに鰻に見えないなって時は、、、、、、、







大丈夫!!!




切り海苔振っときましょう。




 ↓ ↓ ↓


今回ちょっと焼きすぎて焦げちゃっいましたが・・・・・