今まで思ったこともなかったあじフライ

あじふらい

 

今回のレシピはあじフライです。

この鯵フライ、見た目は普通ですが、斬新なんです!!


どこが斬新かと言うと、下準備で砂糖を使う事。

それも黒砂糖。


そうする事によって、ひと味かわるんです。美味しくなるんです。でも理由はわかりません。ミネラルか、浸透圧か、まじでわかりません。


でも美味しくなると言っても、爆発的に・・・・・・よくマンガで見るような「うっうま~~~~~
い!!!」の様な、そんな変わりようじゃないです。でも、いい感じに変わるんです。

これ、私が考えたものではありません。

ネタの出どころは、「辻の華」著者上原栄子さん。文中に「お刺身にしても、生のままぶつ切にして出すことはありません。
沖縄の魚は大味ということで、必ず塩と砂糖をまぶして、しばらく置き、それからジャブジャブ水で洗い流して切ると、魚の身もしまり味も良くなる」


とあったんで、ここからです。


どうです。魚を砂糖で締めるって聞いて、一歩踏み出せますか?

そう。これが今回一番の難関。
包丁捌きが出来るとか、お料理のテクニックがあるとか、盛り付けのセンスがあるとか、それだけではこのお料理はうまく作れません。

それよりなにより、魚を砂糖で締める事の抵抗感。これを乗り越えることがポイントです。


で、作ると「魚嫌いな子が思っている嫌いな理由が一つ減った」って感じ。


料理の勇者さん、ぜひ、チャレンジしてみてください。

それで、魚嫌いな子に「この魚美味しい」って今まで言ったことない言葉を目標に。

作り方は写真と一緒に

黒砂糖を準備します。

黒砂糖が細かいと使いやすいので
乳鉢やすり鉢、または袋ごとのし棒などで転がしながら潰して細かくしておきます。


次は鯵を背開きにして中骨をとっておきます。



ここから、下準備です。

 

バットに鯵を広げて塩、コショウ、、、、をしたくなりますが、ここからが辻風。

バットに鯵を広げて塩を振ったらその上から黒砂糖を振って全体に伸ばします。
これを両面やり冷蔵庫で30分ほど置きます。

 

 

30分程たったら、水で洗い流し、ペーパーなどで水分を拭きます。

水分を拭き取った鯵ですが、黒砂糖を使ったからと言って
見た目から変わった感じは、まだありません。

 


続いてはパン粉をつけていきます。

片栗粉、米粉を混ぜて水で少しずつちょっともったりするくらいに溶いておきます。
(米粉を使っているのは、個人的な都合なので、小麦がOKな方は小麦粉で)


この溶き粉にくぐらせてパン粉をつけます。

さあ、ここからは揚げです。


油を熱して170℃くらいになったら鯵が重ならないように揚げ、
全体に浮いてきたら出来上がり。


鯵など広げて揚げるのには、フライパンは広いので便利です。



 

 

今回は厚い板で作ったフライパンを使いました。間口が広い上、鉄いたも厚いので鯵は良い感じで揚がりました。そのフライパンはこちらに