あじねフライパンメールマガジンを配信しました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あじねフライパン発行 第301号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 目 次 ◇
【1】 楽しいレシピのその前に
【2】「鉄フライパンの楽しいレシピ」
【3】新商品のお知らせとフライパンの出来上がりと錆磨き直し日程のお知らせ
【4】今回のレシピ詳細と更に美味しくなるポイント
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
「そんな方法があったのか!!!」って事があったんです。
って言うのは、作業場の脇に家庭菜園があるんですが、そこに毎年シソとミツバを植えているんです。
なんでシソとミツバかと言うと、お昼にちょっと摘んで味噌汁に入れたら美味しいかな~~って
いやいや・・・・・
本当はナスとかオクラとかも植えたんです。
でも、通路の脇で小石を避けて作っただけだからか、もともと畑向きじゃないのか、色々植えたんですが結果は寂しいものでした。
そんな状況から、土の改善と実をつけるものじゃない方が良いんじゃないかって、それでシソとミツバになったんです。
その甲斐あって、昨年はお昼の味噌汁に入れる位は出来るようになったのと、それと同時にミミズも増えて来ました。
ミミズは土を良くしてくれる生き物って聞いた事があると思います。
その半面、農薬とかには敏感で、農薬とのバランスが難しいってのは御承知の通り。
作業場の家庭菜園は小さなスペースなので、農薬を使わずにと思い、
こまめに草むしりをしたり、収穫が終わって次回の種を蒔くまでの間はスコップで土を掘り起こしていました。
でも、その作業でずっと気になっていた事があったんです
それは・・・・
作業中ミミズが切れるのをよく見る事です。
スコップでザクザクやりますので、当然そうなる訳ですが、、、、
可愛そうだな・・・・と思いつつも、しっかり土を掘り起こして空気を入れる事の方が重要って思っていました。
話が変わりますが、ここ数年燃料高が続いていますよね。
うちの場合、燃料に直結するのは溶接やガスバナーとストーブです。
仕事柄そう言った物には目を通しますが、値段が上がったからと言って止める事も出来ません。電気も同じです。
こんな話をすると、値上げの前フリか?
て思う方もいらっしゃるかもしれませんが、いやいや、そうじゃないんです。
この燃料の話、農家さんも一緒って聞いたんです。
農業は人手のかかる所が多いので、燃料高騰の影響って少ない様に思いますが、
実際はトラクターやビニールハウスのボイラーなど燃料高騰は、かなり直結するって言ってました。
それで、改善策としてトラクターの燃料節約を考えた。
と言っても、トラクターは作業に必要不可欠なので、動かす事をやめる訳にはいきません。
うちの燃料問題と同じで「やっぱ無理??」って思っていたら、意外な方法で解決したそうなんです。
それは!!!
「耕さない」もしくは、「浅くしか耕さない」
それと「雑草は抜かない」
それ聞いて「それまずくない?」って思ったんです
でも「現代農業」って言う雑誌を読んでいたら「畑を耕すとミミズが犠牲になるが、これが良いことなのか?」って記事にあったんです。
「ひゃ~~~~自分と同じ事を思っている人がいる!!」って思い、じっくり読むと
↓ ↓
1 土を良くしようと思い、上の土と下の土の入れ替えをしっかりやると、ミミズが沢山犠牲になる
2 田起こしで従来通り上の土と下の土の入れ替えを深くやると、トラクターのエンジンに負荷をかけるので燃費が悪くなる
3 田起こしを深くやると、その後の田んぼに水を入れて行う作業でも耕運機がスタックしやすく作業が思いのほか進まない
4 田起こしが深いと、深い所で眠ってた雑草の種が芽を出しその後の雑草取りが大変になる
5 深くやる昔ながらの田起こしは、大雨後排水が進まず水溜まり出来て作物に良くない
こんな感じなので、だったら畑や田んぼは「耕さない」もしくは「浅くしか耕さない」を選択したそうなんです。
その結果・・・・・
1 耕さないからミミズは犠牲にならない
2 深く掘らないのでトラクターのエンジンに負荷がかからないので燃費が良くなった
3 浅くしか掘らないのでスタックしない
4 雑草が減ったので農薬も減ったし種類も替わった
5 大雨後も水が溜まらなくなった
となって、今までの悩みは、ほぼクリア
それには、こうあるんです。
↓ ↓
土の中では虫や微生物、菌の繋がりがあり、これが強固な形で作物の成長をバックアップしている。
でも、従来の田起こしは、この繋がりを壊しているんじゃないか
そして、この意見!!!
↓ ↓
今までは、作物を良くする為の肥料や、成長を阻害するものに対しての農薬を使っていた。
でも、土には虫や微生物、菌の繋がりがあり、これらが分解したものを作物が栄養として吸収する。
それならと思って虫や微生物、菌にとって良いものや分解しやすい物に変えたら、結果作物がしっかり育った。
3年前世界がコロナになった時、「腸内環境を良くして免疫力を高めてコロナにかからないように」ってよく言われていました。
人は腸で消化酵素などと腸内細菌が分解したものを体内に吸収しています。これが免疫力等を高めるって。
って事は、体に良いものを食べるのではなく、腸内細菌にとって活動しやすいものを食べた方が、結果免疫力は上がりません?
これ、、、、、、、似てませんか?
一方は畑や田んぼの話、もう一方は人の話
両者は全く違うものです。
でも、「育つ」「生きる」って事で考えれば、どうでしょう???
この「耕さない」「深く耕さない」を雑誌以外にも実践している方々の意見をざっとまとめると
農業は大変で儲からない
↓
対策を考えた
↓
燃料費が少なくなり作業効率も上がった
↓
少しは儲かるようになった
↓
だから続けられるようになった。
↓
更に対策を考えられる様になった
↓
生産性が期待出来るようになった
いや~~~!!良いこと尽くしじゃないですか!!
作る方がいるからこそ、我々は食べることが出来ますからね。
続いてはレシピです。
春のレシピを教えて頂きましたのでご紹介します。
参考文献:現代農業2023年1月号
━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】鉄フライパン屋の楽しいレシピ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
最近、魚売り場でホタルイカ見ません?
いや、最近じゃなくても、今は年中見ますよね。
でも、そのホタルイカ。
よくよく見ると「ホタルイカ」の印字の前に「冷凍」って書いてあるんです。
でも、この時期だけ「新物」って書いてあります。
って事は!!!
旬ですから手に取る方多いと思います。
それでそのホタルイカ、皆さんはどんな風に食べていますか?
やっぱり生姜醤油や酢味噌で食べている方多いと思います。
我が家でも同じです。
どうでしょう。一度炒めて見ませんか?
と言ってもホタルイカって、はらわたの味が強いので、加熱するとパンチのある食べ物になってしまうんです。
でも、今回そのパンチが味方になってくれるレシピを教えて頂きました。
それがこちら
「ホタルイカの塩麹バター炒め」
↓ ↓
https://ajinefrypan.com/cooking-siokoujib.html
「何かもう一品欲しい」って時ないですか?
かまぼこを切ろうか・・・
冷奴を出そうか・・・
ウインナーを焼くか・・・
そんな時、ホタルイカが乗ったお皿から4~5匹取れば簡単に作れます。
今夜にでも作って下さい。
詳しい作り方は下に
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】フライパンの出来上がりと錆磨き作業のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●新しいフライパンが出来ました。
調理台にフライパンが乗っている感じがいい感じです。
フライパンなので調理でという点を言うべきですが、
このフライパンは、それよりも置いてある情景がいい
って、つい言ってしまいます。
いや・・・もちろんフライパンとしても、なんですけどね。
可愛い姿がキュートなフライパン
「キュートクックパン」
https://ajinefrypan.com/frypan-cute.html
□■ただいまのフライパンの出来上がり日数はこちらに。
https://ajinefrypan.com/frypanuplist.html
□■錆磨き直しの作業日程
只今の磨き直しのお預かり期間は3~4週間ほどです。
お電話またはメールでご予約ください。
※お預かり期間が長くなりご迷惑をかけてしまう場合がございます。
お日にちに余裕がございましたら、前もってご予約ください。
電話(通話料無料)0120-218-292 (9:00~18:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】詳しい作り方とポイント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【材料】
ホタルイカ4~5匹
塩麹大さじ半分、バター5g、あさつき少々、油
●調理時間:5分ほど
~・~・~・~・~・~
フライパンに油を引きます
油が伸び始め、煙が出てきて一呼吸置いたくらいにフライパンにホタルイカを入れます。
入れたら直ぐに火を消し(ポイント)軽く炒め
フライパンの下半分側に寄せます。
そして半分より上部分に塩麹とバターをのせます。
予熱を使ってバターと塩麹を絡めます。
塩麹とバターが絡んだら、直ぐに下に寄せておいたホタルイカを絡めてお皿へ
そこにパラパラっとあさつきを乗せて出来上がり!!!
塩麹を使っているからでしょうか。
料理が上手になった気がします(笑)
最後まで読んでくださりありがとうございます。
【鉄フライパンのテクニック】
実は、今回のレシピには、数字的なポイントがあります。
その数字とは・・・・・!!
「150」
「なに?その150」って感じですが、
この150とはバターが焦げ始める温度なんです。
実際に測ってみて分かったんですが、これを起点にどんどんバターの匂いが少なくなっていきます。
って言うよりも、バターがどんどん焦げて、焦げの量が匂いの量を上回る感じです。
となると、150度を超えないようにすればって思いますが、鉄フライパンには温度を測るセンサーや温度計はありません。
そこで”目安となる温度を知っておく”って方法があります。
今回のレシピで「煙が出てきて一呼吸置いた位」とフライパンを上手に使うコツをお伝えしていますが、一般的なサラダ油の場合
フライパンは230~250度になっています。
レシピでは、ホタルイカを入れた直後に火を消して炒めます。
その状況で塩麹とバターを入れますから、フライパンの温度は更に下がりますので、バターを焦がさない温度に近くなります。
でも、下がりすぎるとバターが溶けなくなるって心配も同時に起こりそうですが、でも、大丈夫!!!
バターが溶け始める温度は30~40度です。
【今回使ったフライパン】
今回使ったフライパンは26cm、板厚は1.2ミリ、深さは6cmの一番人気のあるタイプです。
このフライパンは重さと大きさの組み合わせで、実際使っていても振りやすいです。
フライパンはこちら
https://ajinefrypan.com/ninkifrypan.html
追伸
今回の現代農業の記事、なるほどと思うことばかりで私にとってはジャストなタイミングでした。
でもね、、、、
見逃せない内容もあったんです。
今回の「耕さない」「浅くしか耕さない」を実行した人たちは、雑誌記事もそうでしたが、
往々にして「今までの方法を一気に変える」ではなく
、
畑の一部から始めたりして徐々に取り組んでいるんです。
と言うのは、従来の方法にもそれなりに合点のいく部分もあるから、一概には否定できない
そんな葛藤もあっての事だと思います。
でも現状の燃料高や家業を考えて、今のままで良い事はない
そんな所から、ゆっくりでも良いから進んで見よう、少しでもやってみよう、そんな行動が結果的に「耕さない農業」にあった印象があります。
何かを良くする場合、直ぐに効果があるカンフル剤の様なものを求めてしまいますが、地道な取り組みも有りって気づかせてくれました。
我が家は丁度子育てに悩み中なので、今回の話を活かしたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
美味しいそうな匂いと美味しそうな音
想像するだけでワクワクしてきます
美味しい音で味音(あじね)って言います。
お料理や使う方の使いやすさにあわせて
板厚、深さを変えてフライパン作ってます。
「あじねフライパン」
https://ajinefrypan.com/