カマ玉の大盛り丼枝豆入

 

私達が居る神奈川県にも幾つか観光シーズンで賑わう所があります。特に箱根は賑やかです。箱根といえば・・・・・、その麓に小田原という街があります。小田原にはお城があり、そのちょっと横に蒲鉾屋さんが幾つか並ぶ通りがあります。

 

国道からちょっとずれていますが、そこが雰囲気のある通りなんです。小田原の蒲鉾と言えば”小田原蒲鉾”です。蒲鉾はどこでもあるのに・・・・なぜ小田原蒲鉾って言うの?って感じですが、それには箱根が結構関係しています、って教えてもらった事があります。今は車でびゅーーっと箱根は登れますが、昔は箱根の山を登る事は大変でした。と言うのは、今でも昔の状態の東海道が残っている所があって歩くことができますが、これが結構細くて辛い道なんです。

 

蒲鉾などの練り物は元々傷みやすいのですが、そこに加えて箱根の険しい道ですから,途中で蒲鉾が傷んでしまう事があったそうです。それで何か良い手はないか・・・・・って考えて、「水分を出来るだけ少なくすれば、腐らずに運べるんじゃないか」と改良されたのが小田原蒲鉾です。

 

水分が少なく、ぎゅっと詰まった感じが特徴らしいのです。 で、この蒲鉾ですが昔は貴重で、参勤交代で小田原を通る時には、小田原で蒲鉾を食べると言うのが楽しみになっていたそうです。

 

 

 

出来上がり量:2人前


【材料】

具材
蒲鉾5~7cm程、、玉子2個、枝豆100cc分程、ねぎ15cm、枝豆100cc分程、ネギ15cm、ご飯お茶碗2杯分

調味料

塩少々、胡椒少々

あんかけ用・・・・ガラスープ200cc、砂糖小さじ2、しょう油大さじ1、お酢小さじ1、塩小さじ半分、オイスターソース小さじ半分、片栗粉大さじ1程

●調理時間:20分ほど

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はじめに枝豆を茹でます。

この間にネギはシラガねぎに、蒲鉾は出来るだけ薄く、それを出来るだけ細く切ります。

それと、調理には入ったらすぐ出来るので、この時点で御飯もお皿に盛って準備しておきます。
盛り方は軽くドーム型に盛り付けて置きます。これには理由があります。後に書きます。

ここまでが下準備です。

ここからは「焼き」になります。

溶いた玉子に塩と胡椒をして、そこに蒲鉾と枝豆を入れて混ぜます。

フライパンに油を引き加熱します。
この時の油はいつもより少し多い位にすると、油が玉子をフワァっとしてくれます。

加熱して煙が出てきてひと呼吸置いた位に玉子をフライパンに入れます、
軽くかき混ぜながら玉子を中央によせます。

寄せたら一度裏返して焼きます。


裏返して30秒ほど経った位が、中が半熟で美味しい時なので、そのままフライパンからずらすようにしてご飯に盛り付けます。


玉子料理でフライパンはあまり汚れないので、そのままあんかけ作ってしまいます。

 

●ここからあんかけを作り

あんかけ用の調味料を片栗粉意外を全部入れてひと煮立ちさせます。
ひと煮立ちしたら、そこに水溶き片栗粉を少しづつ入れて、トロみを作ります。


作るトロ感は、薄ければ足せばいいし、強過ぎたら水を入れればゆるく出来ますので、”一回で決める”なんて事はありません。ゆっくり足しながら調節してくださいね。焦ることはありません。


あんかけは出来たら、盛り付けたカマ玉に掛けます。

この時、若干ドーム型に盛りつけた形が、あんかけをタラタラ~~~っと四方に流してくれます。これが決まると美味しく見えるので、あんかけはテーブルでやると良いです(お勧め)。

で、最後は枝豆を乗せて出来上がりです。


今回使ったフライパンは、1.6ミリ板厚、深さ6cm、サイズ26cmのタイプです。
2.3ミリに比べて熱ムラがありますが、そのムラ加減が玉子の半熟を出すのにいい感じです。

「玉子料理はもっと美味しいです」


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