干し大根の炒めもの

 

今回はお客様から教えていただいた料理です。その名も「干し大根の豚バラ炒め」

この時期、大根が手に入りやすいので、それを使うそうなんですが、でも、大根をそのまま炒め物に使うと水っぽくなるのと、大根の辛味もあって使いづらいと思っていた所、干してみたんだそうです。

実際干すと水分が抜けるし、干して縮れて味も絡みやすくなって、それと大根の味に豚バラの強い味をぶつけると、これが意外に良かったのでとの事です。それで更におすすめポイントが!!!

 

それは大根の辛味が好きな場合は、皮を薄めに剥いて、ちょっと苦手という方は、厚めに大根の皮を剥くといいそうです。

 

作り方は写真と一緒に

 

大根の皮を剥いて、イチョウきりにし2日間程(ポイント)干します。


干し終えたら材料を切ります。

まずネギ一本を2~3cm間隔で切ります。



唐辛子は種を除いて適当に切り分けます。辛いのが好きな方は、この種の量で調節してください。

唐辛子と言えば、いま国産の唐辛子がいい時期ですので、この機会に使ってみてください。
マイルドな辛味がいい感じです。




バラ肉は5cmくらいの大きめに切り分けます。細かいよりこの位の方が美味しかったです。

これで準備はオッケー


ここからは炒めです。


フライパンに油を引き加熱。煙が出てきて一呼吸したくらいにバラ肉を入れます。



5割位火が通ったらネギの白の部分と唐辛子を入れ、ネギが少ししんなりしたら干した大根をいれ、バラ肉の油とネギの旨味を大根に吸わせるように炒めます。




それで豚バラに火が通ったらネギの緑部分を入れ、隙かさず砂糖と醤油をいれ、味を絡めて出来上がりです。




盛り付けは、フライパンからお皿にそのまま盛ってもいいですが、ネギの緑の部分と唐辛子を見つけて、
それをあえて上に盛り直してあげると、醤油の茶、ネギの緑、唐辛子の赤の三色が見栄えを良くしてくれます。

 

 


 

意外に簡単に桂むきが出来る方法

ピーラーを使います。使うピーラーは、U字型したタイプで、先っぽの刃が少し動くタイプ(写真の丸部分)のピーラーです。特別なものではありません。※キャベツを千切りにできる大きいタイプのピーラーでは出来ないです。

こんな感じのタイプ。

 ↓ ↓

 

 

この刃の穴と言うか、切った皮が通り抜ける長さより、1~2cm短い幅で大根を切り皮を剥いておきます。これで準備はオッケー。

で、これから薄く剥いて行くんですが、この時ただ引っ張っただけでは、直ぐに切れて桂剝きにはならないんです。そこで思いついた方法がこれ。左右に細かく振りながら切りすすめる方法です。左右とは言いましたが、ピーラーの当て方で左右か上下かは表現が違ってしまいますが、ここでは左右で表現します。

具体的な方法は、大根の一番上に刃をしっかり当て、そこから左に5ミリ位動かしたら、次は右に5ミリ位動かして、これを左、右、左、右って感じでジグザグを連続して切ります。途中切り離れそうになったら、調節しながら切っていくとそこそこな長さに切れます。はじめは失敗してしまうと思いますが、一度二度の失敗で止めず、三度四度チャレンジすると上手になってきます。そこそこな長さになったらクルクルっと巻いて切ると、本格的な大根のつまができます。ただ・・・ちょっと太いかな。。。。。でも、十分に”つま”です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、大根のつまを波に、大葉を舟、刺し身を乗り手に見立てて、北斎富嶽三六景「神奈川沖」を作ってみました、