これはしらすと玉子のチャーハンです。

鉄フライパンの使い方でコツを掴むと言うのを聞いたことがあると思いますが、そのコツを掴めたか言うのがわかりやすいのがチャーハンでもあります。
と言うのも、チャーハンはよく「ベタベタして美味しく出来ない」「くっついて上手く出来ない」など思う方がいらっしゃいますが、鉄フライパンで作っても上手くコツをつかまないとやはり同じようになってしまいます。
フライパンの質問でお客さんのお話を伺って思うことに、同じ料理でも結構皆さん作り方が違ったりします。
聞くと、お母さんが作っていた方法だったり、調理実習で習った方法だったりするそうです。
これをベースに色々手を加えて、独自の調理方法や手順になるのだと思いますが、それが鉄の場合はコツをつかみにくくなっている事があります。
だからどうしてもくっついてしまう事や、使い難い事が続いてしまいます。
ただ、根本的に調理が好きな方が多いので、ちょっと変えるだけでキッカケみたいなのがわかる方もいらして、そのちょっとの事がコツだったりします。
今回のしらすと玉子のチャーハンは、チャーハンの難易度で言ったら中のレベルです。
ですので、コツを掴むための料理ではないと思いますが、もしよかったら作ってみて下さい。
【作り方】------------
フライパンに油を引き、加熱後煙が出てきて一呼吸置いたくらいに、溶いた玉子と空かさずにご飯を入れます。
ここからは手際が勝負です。
玉子に9割位火が通った位にしらすを入れ、直ぐに火を消して予熱だけで炒めたご飯としらすを絡めます。
で、出来上がり。
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これの何処が「中レベル」なのかと言うと、玉子だけでチャーハンを作ると、ある時点から急にくっつきやすくなりますから、それまでに完成させないといけのです。
それと、しらすを炒め過ぎたり、熱を入れすぎると、せっかくの柔らかさが、じゃこの様になってしまうからです。
これらを回避するには手際です。
玉子を入れてから短時間で作ると良いです。
この”しらす”なんですが、私達のいる神奈川では海岸線沿いには、しらすの直売所があります。
ここでは釜揚げしらすと言うのがあって、捕れて茹でた状態のしらすがあります。これを使って作るとこのチャーハンも美味しいのですが、いつもあると言う訳ではなく、禁漁期間とシケなどの漁が無い時にはなかったりします。
しっとりしていて少し塩気があるので、それを活かしつつ作ると美味しいチャーハンができます。
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2019.1.15
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