鉄フライパンで鰤の照り焼きを美味しくするにはどうしたら良いのか
ぶりの照焼は網焼きでも出来るし、フライパンでも出来ます。
網焼きの方が良い点は、焼いた脂が落ちるって点です。
一方、フライパンで焼く場合は、網のように鰤の脂は落ちません。
脂が落ちた方が好みの場合と、落ちない味付けの方が好みの場合があると思います。
フライパン関係者なので、フライパンで焼いた方をどうしてもお勧めしたいです。
何故かと言うと、あのブリの照焼で出た脂と醤油が混ざったタレがありますが、あれだけをご飯にかけて食べることが出来るのは、フライパンで焼いた場合だからです。
あれ、美味しいです。
その為に、上手に焼くテクニックを書きます。
まずフライパンに油を引きます。
そうしたら加熱します。
フライパンが温まってくると、それと同時に油も温まりますので、油が伸びてきます。
今回は、その伸びた油は油缶に戻します。
何故なら、美味しい時期の鰤は脂も美味しいので、出来るだけ違う油を一緒にしないためです。
このちょっとしたひと手間なんですが、こんな事だけでも出来ると、出来あがって食べる時がとても楽しみになります。
調理を続けます。加熱するとフライパンから煙が出始めてきます。
この時、鰤をフライパンに入れます。
10秒ほど経ったら、鰤をターナーですくってヒックリ返して、今度は反対面を焼きます。
これで10秒位したら、ここで始めて火力調整をして弱火から中火の間位にします。
今回焼いているのは鰤の切り身なので火が通りやすいので、ここで火が通るくらいまで熱を通します。
ここまでが前半部分です。
もう気づかれたと思いますが、美味しいブリの照焼は美味しいハンバーグを焼く方法と同じなんです。
焼いて脂を閉じ込めるって方法です。これでしっかり脂が残るのでハンバーグ同様、鰤の照り焼きが美味しいって訳です。
そうしたらここで鰤をフライパンから一旦取り出して、フライパンに残った鰤の脂をペーパーなどで少し拭き取ってしまいます。
そうしたらフライパンに、醤油、みりんを入れ、照り焼きダレを一旦煮えた状態にしてから、さげて置いた鰤を再度フライパンに入れます。そこから取り出すタイミングは、タレにとろみがつく位です。このくらいまでタレを蒸発させてあげると、ご飯にかけても美味しいブリのタレと鰤の照り焼きが出来ます。
鰤を焼いて、そのまま醤油と味醂を入れるより、ひと手間かかりますがこうしてあげると、その生臭さグーーーーンっと減って、何度も言いますが、ご飯にかけると美味しいブリの照り焼きダレとブリの照焼ができます。
ぶりの照り焼きダレがメインの様になりましたが、でも、「これご飯にかけて食べると旨いんだよね〜」って、そんな声も一緒に作って下さい。
ブリの美味しい時期にどうぞ。
フライパンの上手な選び方は、大小ではなく、厚い薄いで選びます。
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ぶりの照焼が美味しくて写真を撮るのを忘れて食べてしまったので、今回は絵で。

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