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 美味しい餃子を焼くにはどうしたらいいのかの最後の焼き編 
 美味しい餃子を焼くにはどうしたらいいのかで、フライパンに油を引く、加熱する、餃子を並べる、水を入れる、蓋をする、蒸す、蒸発させる、油をひく、焼くの焼くまで書きました。
 
 その「焼く」での蒸し焼きでは強火、焼くでは中火と言いました。
 
 この中火で焦げが決まっていきますが、フライパンの中では水分がなくなることで、急激に温度が上がりはじめるのも、この焼きの状態からになります。
 
 この時中火でも温度は200度をゆうに超えて来ます。250度以上になることも珍しいことではありません。だから表面を傷めてしまう事もあるので、この温度には鉄なんです。
 
 
 鉄が向いていると言っても、鉄になにか表面加工していたり、塗装があったりすると、それも耐えられない温度になることもあるので、ここで言っているのは鉄のみのフライパンです。
 
 うちのものも表面に何もないからという理由で使われてる方もおられますが、そんなフライパンなら大丈夫です。
 
 そして、目指す焦げの色は、フライパンの焼き色で判断はしません。
 
 これだと、実際はもうちょっと・・・という感じです。
 
 じゃあ、どの位を目指すかと言うと、深入りコーヒーの色です。
 
 黒じゃないけど、茶色でもない、でも、どちらかと言えば、ほぼ黒に近い茶色が目安です。これでいいのかって思いますが、このくらいが良いんです。
 
 
 この色をフライパンのどこを見て判断するのかと言うと餃子、ではなく、餃子と餃子の間の焦げた片栗粉の状態です。
 
 この片栗粉の色がフライパン底面全体に広がるのに板の厚いフライパンはこの時強力な味方になってれます。うちで言ったら2.3ミリ板厚以上のタイプです。
 
 
 そうしたらヘラを持って餃子を取ります。
 
 このとき使うヘラはどんなヘラを使っていますか?
 
 
 もしナイロンやシリコン製でしたら、餃子は上手くとれません。
 
 と言うのは、ナイロンやシリコンは、熱によって更に柔らかくなるので、餃子の下にヘラが滑り込まないのです。
 こうなると、餃子が皮一枚残った状態でフライパンから取れる。そんな状態になります。
 
 ですので、ここは鉄、またはステンレスのしっかりしたターナーを使って、しっかり餃子とフライパンの間に差し込んで、さっと取って下さい。
 
 一つが取れれば、その餃子が取りた隙間にまたターナーを差し込んで、更に横の餃子も取れます。これで、美味しい餃子を取って下さい。
 
 今回のポイントは、しっかりフライパンの底面にターナーを当てて、躊躇しないでぐっと押し入れて取るです。
 
 
 
 この美味しい餃子を焼くコツで、「うちの餃子がおいしくない、なんて言わせない」って、あなたがなってくれたら嬉しいです。
 
 
 
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