昔勤めていた職場でお母さんがいました。
年は当時で60歳くらいだったので、今では80歳を越えていらっしゃると思います。
そのお母さんが時々「お茶菓子に」って言って大学芋を持ってきてくれたんです。
それは周りがカリカリしていてとても美味しくて、みんあ「お母さんの大学芋は美味しいわよね」と言っていました。
大学芋はさつま芋なので、のどが渇いていて食べるとパサパサになるんですよね。
なので「私、お茶いれるわ」って何処からか声があがって、つまようじでつつきながらお母さんの差し入れを食べたんです。
甘いものを食べると女性は会話が弾む性質があるのでしょうか。決まってその日のお茶はとかく楽しかった思い出があります。
でも・・・・
今思うとお母さんの大学芋の差し入れは、皆が仲良くなる、そんな事を思っての差し入れだったんじゃないかと思うのです。
当時の私はそんな事はまったく考えもつきませんでしたので、ただ「美味しいね」と言いながら皆との休憩を楽しんでいました。
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