塩と料理「フライパン屋をやっていて」

ここ数年、私の中での大きな発見は塩です。
鉄フライパンを扱っているからだとおもいますが、食べ物の情報が結構はいってきます。
そんな中、塩を選ぶと違うとお客さんがおっしゃいます。
塩って、さらさらしている物から、しっとりしている物もあったりします。
なので、結構調理場面ではそれが使い難かったり、使いやすかったりするので、使いやすい使いにくい、そんな事で選んでいました。
でも、お客さんが調理で選ぶんじゃなくて、体に対して選ぶといいと言われるので、それも分からなくもないかな・・・・とは思いまして、塩を選んでみたんです。
これ塩を変えてみて、味がすごく美味しくなったかと言えば正直わかりません。
でも、おっしゃるように体に対してどうか?と言うと、これが不思議で違う気がしています。
江戸時代に「塩抜き」って罰があったそうです。
食べものを食べさせない罰ではなく、そのなかの塩だけを与えないという罰です。
これ、どうなるかと言えば、とても体がだるくなって、やがては動けない程になって、生命の危険も起こるそうです。
罰なので体の外からダメージを与える事をイメージしますが、そうではなく中からダメージを与えるようなもので、これがきついんだそうです。
こんな事をお客さんから聞いて実感すると、食べ物って結構大事だと言うことと、意外に違った情報の中にいたりするもんだという事も実感します。
考えれば、生物は海からの進化だし、血液にしても海水と同じレベルと聞くと、塩も色々あるのではと思います。
そうそう、塩でこんな話があります。
元気のない魚を塩を入れた水でしばらく飼うと回復するって話です。これ、魚好きの友人から聞いたんですが、面白いのは海の魚に関係なく、川の魚でも同じと言っていたことです。
これも塩の効果かぁと思うばかりです。魚に良いのに、なんで人は・・・
塩を選んで、お料理ににパンチを入れてみて下さい。
味は「うわ」って程じゃないですが、でも、食べていると日常が違ってきます。
結構健康に関心が高い方が、うちのフライパンにはお客さんには多いです。
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2018.7.27
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