■電磁調理器の場合で
電磁調理器(IH)の調理台は短時間で温度が上がると言う良い特性がありますが、あまりにも短時間過ぎる為調理台と接している部分は既に熱くなっているのに鍋縁はまだ手に触れる程にしかなっていないと言った状態が起こります。
鉄に限らずどの金属も熱による熱膨張が起こりますが、このような場合全体的に温まり、全体的に熱膨張しているのではなく、底面の熱くなった部分だけが膨張している為膨張の逃げ場がなくなってしまい、変形に至ってしまう事があります。
更にIHの調理台が平らなことから一般に市販されているフライパン等も接地面を平らに作っている為、熱膨張のゆがみが表れ易くなりがちです。
そこでこのフライパンでは、「熱膨張は必ず起こるもの」と始めから考え底面に”あそび”を作り、膨張も下ではなく出来るだけ上に熱膨張するようにしています。
ただその膨張については100%そのようになるとは限りません。
IH台に乗せた時中央の盛り上がり、または”あそび”を少し感じますが、不良品ではありませんのでご安心下さい。
(電磁調理器(IH)では1.6mm以上の板厚をお薦めしております。)
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