あじねフライパンブログ


鉄フライパンが苦手な料理




鉄フライパンが苦手な調理を考えてみると、一番は蒸し料理だと思います。

蒸し料理とはお湯を沸かして、その蒸気で熱を掛けて調理することですが、この際に煮鍋となることが鉄フライパンは苦手です。

これ煮る鍋として使えないかというとそうではありません。もちろん使えますが、鉄フライパン、特にうちのような表面になにもない様なタイプには結構厳しいのです。


なんでもそうですが、酸化とは劣化になります。

人間も同じですが、フライパンで言うなら酸化は錆になります。

錆とは酸化ですから空気と触れ合うことで起こりますが、地球上にあるため”空気と触れあわない”と言うのは難しい訳です。

でも、その表面に油が塗ってあると鉄・油・空気の層になって空気と遮断される事になるので、鉄の酸化が結構防げるんです。


これは油が多いと効果が高いかと聞かれれば、私はそんなに変わるのんではないと思っています。


また油の種類でも変わるのかと言うと、これも大差はないと思います。

オリーブオイルでも、パーム油、ごま油、菜種油でも酸化を防ぐ効果はかわりません。


その原因


それで話を戻しますが、この油が水を沸かした時にフライパンから流れ落ちてしまいます。

そうなると鍋の鉄は直接空気と触れやすくなりますので、錆びやすくなるって感じです。


煮鍋などに鋳物製品をよく見ます。鋳物は、鉄に焼付け塗装をしますので、この塗装が空気と遮断してくれるので、煮る鍋としても使える訳です。
こう考えますと、うちのような表面になにもないものよりも、表面に塗装なり、コーテングなりがあった方が良いのですが、私達がそうしない訳があります。

この塗装などは、煮鍋など水分が入るものの場合は良いのですが、フライパンのように水分がなく「焼く」ものの場合、調理の温度でその耐火温度を振り切ってしまうからです。


なので、うちのものはそれをしていません。

 



前に「鋳物は錆びないのに、お宅のは錆びる」とご指摘を受けました事がありますが、それは塗装があるからそうならないのです。

逆に言うと塗装など気になる方にとっては、うちのものは安心される方もいらっしゃいます。
例えがよくありませんが、野菜に虫がついている場合「虫が付いていて気持ち悪い」と思うか「虫が付いているから逆に安心」って思うかの違いです。

調理の話なので虫の例えは、よくないかもしれませんね。

 

安全なサイン



そうそう、蒸し料理が苦手という話から野菜の虫に繋がって、思い出したことがあるので書きます。

農薬で虫が死ぬとありますが、その虫って死ぬ時ジタバタしています。これ苦しがって死んでいると私は思っていたら、実は興奮して死んでいると知って驚きました。

確かに考えると、私は喘息持ちだったんですが、喘息がでると動けなくなるんです。酸素が少なくしか入ってこなくなるので、ちょっと動いただけでも息苦しいんです。だから動かなくなります。

って事は、虫にしてみても苦しい時ジタバタなんて出来ないわけです。

でも虫はしています。



となると、、、、、あのジタバタは興奮しているって考えると納得しました。

虫も一つのサインって言われていて、なるほどと思うばかりです。
先日も「なにもコーティングのないフライパンですか」と聞かれました。

お子さんが小さいそうです。その方は買われましたが、私自身も喘息持ちなだけに、そういうのが広がれば良いなと思っています。

 



写真はアルミ箔で作る蒸し料理です。

この場合は問題ないです。

 

このレシピはこちらに↓

上手なサーモンクリーム風味の作り方(ホイル焼き)

上手な煮込みハンバーグの作り方(ホイル焼き)

上手な「ホイル焼き」編



前の記事

次の記事

2018.7.5

 

 

「あじねフライパン」ホームページ     ブログカレンダー