あじねフライパンブログ


鉄フライパンの考え方をこうするといいです



木のまな板とプラスチックのまな板の話が、フライパンとちょっと似ています。


皆さんは、木製のまな板とプラスチックのまな板、どっちを選びますか。
多分、8割の方がプラスチックのまな板を選ばれると思います。



これ、何かを誘うような聞き方でしたが、私はこれ、どちらかではなくて、どちらも選んだら良いと思っています。

それは、どちらも良いところがあって、どちらもそうでない所があるからです。


例えば


肉をまな板の上で切るとします。
肉には脂と水分があるので、ちょっとヌルヌルします。まな板の上で滑るって状況です。


切る場合は包丁を使って切りますが、切られるものが滑って安定していないと、切る側の包丁も切りにくいのは当然です。ものが安定していないので、包丁も能力が発揮しにくい状態になっているからです。


こうなると包丁が切れなくなったって言いますが、確かに使っていくうちに切れ味が落ちることもありますが、そうではなくて不安定だから切れにくくなっている事もあります。


この場合、木のまな板だとちょっと違います。

木は水分を含むと表面が微妙に羽立つんです。これが、切られるものを意外に動かなくしてくれるので、動かないものを切るなら、包丁も能力を発揮しやすい訳です。

また木は水分を吸う力もあります。これが動かなくしている効果を出してもいますが、木のまな板は使う前は水を通しますので、過度に、とはなりません。
吸い付く様にとはなりませんが、でもその効果の一つでもあります。

ただ木は使った後は日陰干しが必要です。プラスチックのまな板では必要ないのですが、木は必要なのでちょっと面倒って言いたら、その通りです。

これを教えてくれたのは、まな板を作っている人です。


今の世の中


「どっちがいいか」って話になりがちですが、どちらにもそれなりに良い所があって、そうでもない所もあるんです。


これを聞いていて共感しました。

うちでは鉄のフライパンですが、全く同じだなって思います。

鉄だから良いって場面もありますが、鉄フライパンが苦手な場面もあるんです。

例えば蒸し料理や煮る料理には鉄フライパンは苦手です。不向きと言ってもいいと思います。

でも焼く、炒めるには向いてます。抜群です。あと揚げるにもいいです。
この前も、お届けした方から言われて、ちょっとうれしい思いをしました。


そうそう。ましてやうちの場合鉄のみなので、後で”どうにでもなる”という感じとも言われていました。

揚げ物はどうしても、油残りがおこるので、これをどうにでも出来るという感じです。


その天ぷら鍋はこちらに

これで決まり、じゃなくて、色々いいとこ取りをすると、お料理はもっと楽しくなると思っています。

これはうちの十年選手のまな板です。


前の記事

次の記事

2018.7.4

 

 

「あじねフライパン」ホームページ     ブログカレンダー