意外にかっこいい野菜の炒め方「鉄フライパンと玉ねぎステーキ編」



味を美味しくするって言ったら、調味料で味を美味しくする感じがありますが、野菜は意外に炒め方で味がかわります。

これはフライパンをずっとやってきて、その中でどんな風に焼いたら美味しくなるのかを試してきての感想です。


この焼き方で味が変わると言うのは、野菜に限った話ではなく肉でも同じでした。

ステーキがそうです。ステーキは切り分けて焼きません。焼いてから切り分けて食べています。切り分けて焼くより、この方が美味しいからです。

それで美味しく感じる野菜の炒め方はと言うと、炒めてから切り分ける方法です。


例えば、ねぎです。


小分けにしてから炒めるのと、炒めてから小分けにするのでは味が違います。

と言っても、料理の中の炒めたネギを、ひとつひとつ取り出して切り分けるなんてはなかなか出来ません。だから、なかなか実感できないのですが、出来るものもあります。

玉ねぎです。

スライスしてから焼くのではなく、大きめに切り分けてた程度で焼くって感じです。


それでおすすめなのが、玉ねぎステーキです。


油をひいたフライパンに輪切りにした玉ねぎを乗せて焼きます。お勧めなのは自然塩を使うことです。
所謂塩化ナトリウムと言われるものではなく、海水から出来る自然塩です。

これを振ってから焼きます。


火加減は弱火です。じっくりで焼きます。薄く透明になったら裏返して焼きます。もちろん弱火です。


焼いた面が半透明になったら焼き上がりです。そこに胡椒を振ります。胡椒をふる時には玉ねぎの汁で塩が溶けて輪切りの隙間に入り込んでいるのでこれが、またいい感じです。


これが、美味しい玉ねぎステーキ。


次に美味しいのが塩も胡椒もなにも振らずに焼く玉ねぎステーキです。

これをワサビ醤油でいただきます。
玉ねぎだけの野菜汁と醤油ですから、濃いスープとは言い過ぎですが、でも、そんな感じもします。そこにピリっとするわさびがいい感じです。


「厚く切って焼いただけじゃん!」って言われそうです。まったくその通りです。でも、そんな素朴の中にキラッと光るものがあったらかっこいいわけです。




【用意するもの】
玉ねぎ一個、切り方は分厚く切る


2.3ミリで作るフライパンだとそれが出来ます。フライパンはこちらに

前の記事

次の記事

2018.6.26

 

 

「あじねフライパン」ホーム     ブログカレンダー