鉄のフライパンとトマト、どう付き合っていったらいいのか。



鉄フライパンは表情を変えます。
表情と言うのは、フライパンの丸の部分の状態です。

特に酸が強いものを料理すると、がらっと変わってしまうことがあります。

それで、今回はトマト料理です。


ちょっとここから難しいと言うか、ちょっとややこしい説明をします。
なんでややこしいかと言うと、私の私的解釈があるのでそう言っていますが、これだげ鉄と付き合っていると”そうとしか思えない”からなんです。では、始めます。



物質が反応するときには反応熱が出ます。
この反応熱は発するものと吸収するものがあります。

物はなにかに触れると反応を起こします。

「このピンを抜くと熱燗ができます」というお酒が売っているのをご存じでしょうか。

あれは石灰と水が反応しているんだそうで、その反応熱でお酒を温めています。これは反応熱を利用したものです。

鉄についても同じ様な物があります。

それは、揉むと暖かくなるカイロです。
あれは鉄分と水が触れた時に起こる反応熱を利用しているものって教えてもらったことがあります。要は鉄が酸化している時の反応熱って思って下さい。鉄と水だけが入っているのではないのですが、それが急激に反応が起こっている感じです。


鉄フライパンも同じで、鉄のフライパンの上では同じような反応熱が起こっています。

と言っても、日常フライパンで温かいって感じたことはありません。

それは、鉄と水だけではゆっくりすぎるので感じられないためです。


このときの温度上昇は、酸化という鉄と水で発生して出している熱ですが、調理のように外から加えてあげることで、その酸化という事が早く起こっているのが、トマト料理でのフライパンの変化だと考えています。


特に、ミートソースを作って、フライパンにそのままにしておいた時は、ガラッと変わる状況に驚かれる方もいると思いますが、鉄で料理をするとどうしても起こってしまうことです。


それで、これを防ぐには、、、、、、いえ、防ぐことは出来ないのですが、対応策としては、調理したらフライパンの中に食材をいれて置かないようにしてお皿に移す、またはボールに移す。これ方法がおすすめです。

何か凄い事を言ってそうですが、調理がおわったらフライパンから移すって単純な事しか言ってませんが、この方法をお勧めします。

それで、フライパンの表情が変わったら、これは料理の度に実際には起こることですが、次には少し多めの油で調理するなどして使われていくと良いと思います。


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2018.5.2

 

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