鉄のフライパンの鍋肌について




鍋肌と言うと、これはフライパンを横から見た図になりますが、矢印の部分になります。


一般的に「深さ」が鍋肌になります。

なので、鍋肌が大きければ深い形のフライパンになります。


この鍋肌は、食材を反すときにも使います。

フライパンを振るときに、ここに食材があたり裏返しになる感じで鍋肌が役に立ちます。


この鍋肌はお鍋にもあります。

フライパンよりもお鍋の方が深いので、鍋肌も大きくなります。

なりますが、お鍋には出来なくてフライパンには、って役割もあります。

それは鍋肌を使う調理です。


鍋肌に調味料を落とす。なんてときはフライパンならではの使い方です。

醤油をたらす、ソースを流す。そんな時に使うことが出来ます。


これ鍋肌にかけないで直接食材に掛けちゃえばいいんじゃない、って思いますが、これが鍋肌を使って間接的に入れたほうがいい場合があります。

例えば、チャーハンです。


出来上がりが近づいて、あと最後に味を整えるって場面の醤油で、直接かけると玉子に醤油がしっかり掛かってたりして、玉子が醤油を吸ってしまったりします。ソースやケチャップ、味醂も同じです。

でも鍋肌から入れると、間接的になります。


それと、鍋肌を伝って行く途中で「じゅ〜〜〜」っと蒸発します。この蒸発によって水分が少なくなり味が濃くなってから食材に伝わっていきます。

これが直接的にかけてしまうのと差になります。


こんなんで味変わるのか?って思うと思いますが、でも、こう言うちょっとした事でも出来上がりをたのしくしてくれます。

よかったらフライパンの鍋肌を意識してみて下さい。


深いの、浅いの、板の厚いの、板の薄いの、そんなフライパンがいっぱいあります。
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2018.5.18

 

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